2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧
イタリア、この国の見方については、完全に塩野七生に変えさせられてしまった。感化されてしまったと言うべきか。それに塩野七生には恋人が多くて羨ましい。カエサル、マキャベリ、チェーザレ・ボルジア、ロレンツォ・メディチ、その周辺にはいい男が溢れて…
「トリスタンとイゾルデ」、西欧ではあまりに有名な古くより伝えられる恋愛物語である。イングランド南西部のコーンウォールの騎士トリスタンとアイルランドの王女イゾルデの恋物語である。そのストーリーは説明するまでもないであろう。ただ、本文には関係…
入出国審査での審査官の対応に訪問国の国柄が反映される、と勝手に思い込んでいるだけかもしれないが、随分と違いがある。 当局の指示によるものか、あるいは審査官個人の性格によるものか、いずれも有り得るだろうが、その国に対する印象が随分と変わってく…
梅雨の季節は良し悪しである。暑熱と湿気に不快感もあるが、しとしと降る雨とそれがもたらす涼気が心を穏やかにしてくれる良さもある。そういう時は田圃の稲達までが嬉々としているように映る。蛙も一際(ひときわ)五月蠅く鳴く。これはこれで風物だ。 東南ア…
日が長くなり、初夏の青空とそこに浮く片雲を眺めていると無性に旅に出たくなる。若い時は必ずそうしたものだ。片雲の風に誘われて遠く見知らぬ地に何か夢を拾えるような気がしたのである。 この歳になると流石にそれを求める訳にはいかない。無論、腰も挙が…
フランスを書く気になれない。彼我の心理的な乖離が大き過ぎるからである。気が向いた時にしよう。 欧州にも白人と非白人地域がある。それでも相互に複雑な思いを抱いているがうまく対処している。アルプスの北は概ね白人地域と言っていいだろう。その南、あ…